【特集】米作りの1年を追う|第一弾「苗づくり」編
菊池源吾米

〜 一粒のごはんができるまで 〜
今、お米を食べる私たちが知っておきたいこと
2024年、日本ではお米の価格が高騰し、国による備蓄米の放出という異例のニュースが流れました。
この背景には、農家の高齢化、後継者不足、気候変動、資材高騰など、さまざまな社会課題があります。
しかし、普段何気なく食卓に並ぶ「お米」が、どれほどの手間と時間、そして知恵と工夫のもとに育てられているかを、私たちはどれだけ知っているでしょうか?
Saigoが届ける、米作りのリアル
熊本県菊池市七城町にある「菊池ユートピアファーム」。
ここでは、Saigoが手がけるブランド米「菊池源吾米」が育まれています。
循環型農業と有機農業を軸に、「牛にも人にも環境にもやさしい」農業を実践しているユートピアファームでは、化学肥料や農薬に頼らず、自然のサイクルと人の手を活かした米作りが行われています。
このJournalでは、年間を通じて行われる米作りの現場に密着し、私たちが普段口にしている「ごはん」がどのように育まれているのかを、シリーズでお届けします。
第一弾は「苗づくり」
最初のステップは「苗づくり」。
お米作りの中でも特に重要なのが、苗の健やかな育成です。
健康な苗が育たなければ、強く育つ稲にはなりません。
ユートピアファームでは、農薬や化学肥料を使用せず、籾(もみ)の選別から芽出し、育苗(いくびょう)まで、すべて手作業で丁寧に行われています。
湿度管理や温度管理は、すべて人の感覚が頼り。天候と対話しながら進められる、自然との真剣勝負です。
ごはん一粒の裏にあるストーリー
「食べること」は、生きること。
でも、その当たり前を支える農業の現場は、日々変化し、時に厳しさを増しています。
Saigoは、そんな農のリアルと想いを「おいしさ」と共に届けていく存在でありたい。
この動画シリーズが、少しでも皆さんの「食」の価値を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
次回予告:第二弾「田植え編」
次回は、いよいよ田植えへ!
ユートピアファームの田植えの現場、そして人の手がどのように稲を迎え入れるのか——
引き続き、リアルな現場をお届けします。