求められている黒毛和牛を知る
菊池源吾牛
黒毛和牛の世界では通常、A5ランクは肥育農家の金メダル🥇👨🌾🐂
霜降りの綺麗な牛がA5→A4→A3….と評価されます。
日本の基準がそうだから。
健康とか、安心とか安全とかでもなく、
基本、一般の肥育農家が目指すのはA5ランク。
市場で高値がつくなら農家としては家計に繋がる。
出荷した牛さんが何等級だったのか、、
出荷をする度、通知表みたいな評価された紙がFAXで流されてくる。
その通知表みたいなやつを見てA5じゃないと、家族はみんなA3かよ~😩ってガッカリしてた。
A5=評価が高い=高値で売れる
そういえばA5がでると、ばぁーちゃんは、毎回近所に自慢していた。
低い評価の牛さんだと家族が皆んなガッカリしていた。
この投稿書いていて、その当時の自分たちの価値観がちょっと恥ずかしくなった。
🫣
和牛の直売を始めて1年。
ぜひ購入したいです!って
連絡下さるレストランさんや個人のお客さんのその殆どが、
いや100%かな、
A5の評価など、全く選ぶ基準になっていない。
内側だけの世界に居ると見えないが、
外の世界を見てみると、全く違う世界が広がっている。
先日、わたしは東京にひとり出向いた。
直接現場の声やいろんな人に実際会って聞きたかった。
ランクというよりも、味云々よりも、
まずは育てた過程とか背景。想い。。。
人となりも含めた背景がみえること。。
そこの方が超大事なんで!!
って
そんな話をする方々の話ししか
聞こえてこなかった。
『 菊池源吾牛をください 』
『 なおこさんちの牛さんがぜひ食べたいんです。』
畜産業界のチャンピオンの世界と、
お客さんたちが心から求めている食べたい牛肉。
こんなにもギャップがありこんなにも違うんだと改めて学べた。
確信をつく旅になりました。
私たちは肥育農家の世界からみると、
りっぱな牛が作れない牛飼いだ。変な飼育をしている…。
そんな表現で言われたりがあります。
泣けてくるような、落ち込む日もあります。
でも、大丈夫。。わかった。
己を信じてブレずに前に進むだけ。
😊🐂
農家の直売所Saigo-shopでのお客さんたちは、
お肉、お米、お野菜、他、安心な品々を求め、
毎週、楽しそうにワクワクして買い物をされたり、
お客さん同士も自然と繋がりおしゃべりしたりが弾んだりしています。
🤭
🧚♀️
そんなワクワクと安心した皆さんがほっこりできる空間を
今後もつくり続けて参ります。
店主農家 ますながなおこ
😌😌✨
写真。
東京都港区白金6丁目
@kermistokyo さんにて
👨🍳🍽